Vol. 18

娘たちと過ごす未来に
期待が膨らむ理想の住まい

旭川市Sさん宅  家族構成/夫婦40代、子ども2人

家族がもっとも長く過ごすリビング。春からは窓の向こうに手づくりの庭が広がる

 札幌出身のSさんご夫妻が、仕事の関係で旭川に住み始めておよそ15年。定年後は札幌に戻ることも考えていましたが「住んでいたアパートの大家さんが、自身の所有する土地をすすめてくれたんです」という少し変わった縁で、家づくりがスタートしました。
 土地購入後、建築会社探しのためオープンハウスをいろいろ見て回る中で、「壁の色使いや海外を思わせるデザインがとっても好み」と奥さんが一目惚れしたのが、アクト建築工房の家でした。
 「会話を重ね、雰囲気を見てその人が好むデザインや暮らしを提案しています」とアクト建築工房の澤田さん。「自然とリビングに家族が集まる家にしたい」というお二人の希望をもとに、家族のライフスタイルに寄り添ってプランを練っていきました。
 2階に上がらずに身支度が整えられるように設置した1階のファミリークローゼット、大きな開口が心地よいリビング空間、娘たちと料理が楽しめる広々としたキッチンなど、自分たちの理想を最適な形にしてくれたので、安心して家づくりが楽しめたとご夫妻は振り返ります。
 「リビングの高窓から、月が見えるんですよ」と、住み始めて新たに気づいた嬉しい発見もありました。春になったら二人の娘と一緒に庭づくりを始めたいと話す奥さん。「スナップエンドウやラズベリーを植えるつもりです。シンボルツリーを育てるのも楽しそうですね」。雪解けが待ち遠しいと、家族に笑顔が広がります。

ダイニングに座り、ふと高窓を見上げると月が見える贅沢な空間

親子で一緒にお料理をするのが夢。小柄な奥さんに合わせ奥の収納棚は低めに設定

姉妹と奥さん3人並んでもゆとりがあるドレッサーを兼ねた洗面スペース

色使いのキャビネットには、奥さん好みの雑貨が並ぶ。グラデーションカラーの壁も印象的

姉妹でピアノのレッスンをすることも。1階でくつろぐご夫妻にもその音色が届く

姉妹それぞれ扉の色を変えるという遊び心は澤田さんのアイデア

長女は落ち着いたピンクの壁をセレクト。女の子らしい夢のある空間

お手伝い好きの次女の部屋は、これからお気に入りのアイテムが増えてゆく予定

流れ屋根が印象的。ブルー系のアクセントカラーを取り入れて明るい雰囲気に

木の質感を大切にしたいというご主人の要望が叶えられた、玄関エントランス

■建築データ

構造規模/木造(新在来工法)・2階建て
延床面積/139.70㎡(約42坪)(カースペース含まず)
<主な外部仕上げ> 屋根/アスファルトシングル、外壁/道南スギ板張、建具/玄関ドア:木製ドア、窓:木製サッシ・樹脂サッシ
<主な内部仕上げ> 床/ナラフローリング、壁・天井/水性ペイント
<断熱仕様 充填断熱+付加断熱> 基礎/ポリスチレンフォーム(B3)100㎜、壁/グラスウール16㎏100㎜+グラスウールボード32㎏45㎜、天井/ブローイング300㎜
<暖房方式> ガスセントラル(エコジョーズ)

■工事期間

平成29年3月〜9月(約6ヵ月) 

Replan北海道vol.119掲載

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