
奥さんがキッチンに立っていても、子どもたちの様子がひと目で分かる。「マンションや住宅に囲まれた土地なのに、リビングは日当たりと風通しがよく、とても快適。住んでみて、プランのきめの細かさを改めて実感しました」とAさん
子どもの成長とともに味わい、 愛着を増すマイホームを実現
札幌市・Aさん宅 家族構成/夫婦40代・30代、子ども2人
白のガルバリウム鋼板の外壁とスクエアなシルエットが、軽快な印象を与えるAさん宅の外観
組み込み車庫直結の造作シューズクローゼットを設けた玄関。三和土(たたき)には床暖房が入るので、冬も玄関先が暖かく、雪遊びで濡れた子どもの靴もよく乾いて便利だそう
ユーティリティには、家族の下着などを収納する引き出しを設置。無駄のない収納&動線プランで洗濯の手間も軽減。洗面は掃除がしやすい人工大理石一体型ボウルを採用
完成した新居は、ナラ無垢のダークブラウンの床と白を基調にした木造2階建て。ご夫妻が目指したのは「家族が自然と集う美しい住まい」。暮らしの中心となるLDKと子ども部屋は、日当たりの良い2階にあります。間仕切りのない開放的なつくりのリビング・ダイニングを一望できるように設けた対面式キッチンが奥さんのお気に入り。両サイドには、片付けがしやすいよう収納力抜群のバックヤードと食品庫もあります。
白とステンレスで統一した造作キッチンも、掃除のしやすさを考えて、素材選びにこだわった。普段使いの食器やグラスを収める収納棚をダイニング側に設け、将来は子どもたちが自分で食卓のセッティングができるように。キッチン横には、家族のスタディコーナーが備えられ、長男の勉強スペースにもなっている
間仕切りのないオープンなリビング・ダイニング。ダイニングテーブルとセンターテーブルは、空間に合わせてウォールナット無垢の天板とアイアンを組み合わせた特注品
「育児や家事を効率よくできる住まいを切望し、機能性を第一に素材や設備を選びました」。その一方で、木の温かな感触は大事にしたいと、ナラの無垢材を採用。「大工さんが一枚ずつ丁寧に張っていく様子を見て、床は手間を惜しまずメンテナンスをしたいと自然に思えました。こういう気持ちが、アクト建築工房さんが言っていた『愛着』につながるんですね」。
キッチンに隣接するバックヤード。買い置きの生活雑貨や季節用品を収納する棚のほか、汚れ物を洗うスロップシンクが設けられている
階段を上がると正面に多目的に利用できるバルコニーがある。建物の壁とフェンスで囲われているので、外部の目線を気にせず、洗濯物を干したり、バーベキューが楽しめる。階段脇には、小さな図書コーナーも造作
子ども部屋やLDKがある2階には、洗面コーナーを併設したトイレがある。「小さな子どもがいる家には、こういうスペースが必要。汚れた手や顔をすぐにぱっと洗うことができます」(奥さん)
建築データ
構造規模/木造(新在来工法)・2階建て
延床面積/164.92㎡(約49坪)
<主な外部仕上げ> 屋根/長尺カラートタン、外壁/ガルバリウム鋼板、建具/玄関ドア:断熱ドア、窓:樹脂サッシ(Low-E・アルゴンガス入) 一部木製サッシ
<主な内部仕上げ> 床/ナラ無垢フローリング、壁・天井/クロス・水性ペイント
<断熱仕様 充填断熱+付加断熱> 基礎/ポリスチレンフォーム(B3)100㎜、壁/グラスウール(サン)16㎏100㎜+グラスウールボード32㎏45㎜、天井/ブローイング300㎜
<暖房方式> パネルヒーター
工事期間
平成26年3月~7月(約4ヵ月)
Replan北海道vol.109掲載