Vol. 19

祖母を囲んで孫一家が暮らす
心地よい距離を保つコの字型プラン

旭川市Hさん宅  家族構成/夫婦30代、子ども2人、祖母

おばあちゃんが淹れてくれた珈琲を飲みながらゆっくりくつろげる、木の温かみが感じられるダイニング空間

 生まれ育った旭川への赴任が決まったのをきっかけに、家づくりを考え始めたという転勤族のHさんご夫妻。「故郷の旭川に家が欲しい」という思いから、新たな住まいとして選んだのはHさんの祖母が一人で暮らす一軒家でした。「相談すると、孫夫婦とひ孫に囲まれて暮らすことをとても喜んでくれました」と祖母も快諾し、新たに建て替えることになりました。
 「主人の上司がアクト建築工房で家を建てたということを聞き、ホームページを見たところ、掲載されている事例の雰囲気がとても好みで、すぐにオープンハウスを見に行きました」と奥さん。デザイン性はもちろんのこと、印象に残ったのは“家を売る”のではなく“家をつくる”という、同社澤田さんの人柄と家づくりに対する姿勢だったそう。「澤田さんとなら理想の住まいがつくれると思い、お願いすることになりました」と振り返ります。
 アクト建築工房は、住む人のライフスタイルに寄り添った家づくりがコンセプト。「可愛いひ孫だけれど、やんちゃ盛りの兄弟が常にまわりをバタバタしていると、おばあちゃんも落ち着かないのでは?」と澤田さんが提案してくれたのが、祖母の部屋とLDKを廊下で結んだコの字型プランでした。「同居ながらも適度な距離を保つことができる快適な間取りとなりました」とHさん。ウッドデッキを設置すると、庭を通して祖母の部屋とLDKがつながります。暖かくなったら、ひいおばあちゃんの部屋に遊びにいくために、デッキの上を元気に駆けてゆく兄弟の姿を見ることができるでしょう。

家族全員が集まっても、窮屈と感じない距離感が心地よいLDK。「住み続けることで味わい深くなる経年変化を楽しめる住まいが希望でした。このリビングも月日とともに雰囲気が変わるのでしょうね」とHさん

ステンレス製の天板と木の組み合わせは奥さんのお気に入り。キッチンの奥には食品庫も

造作の洗面台は二人並んでも余裕のある広さ。慌ただしい朝もひと安心

高窓からは階段に光が落ち、印象的な空間に

2階ホールは子どもたちにとってのお城。のびのびと遊ぶ兄弟の声が明るい

店じまいをした地元の和菓子屋さんより譲り受けたナラ、タモの無垢材を使用した品のある和室

「外壁の色選びも、海外に実際に足を運んでさまざまな住まいを見ている澤田さんのセンスに安心してゆだねることができました」と奥さん。ブルーがアクセントとして効いている。アプローチには札幌軟石を使用した

■建築データ

構造規模/木造(新在来工法)・2階建て
延床面積/149.30㎡(約45坪)
<主な外部仕上げ> 屋根/長尺カラートタン、外壁/ガルバリウム鋼板・道南スギ板張、建具/玄関ドア:木製ドア、窓:木製サッシ・樹脂サッシ
<主な内部仕上げ> 床/ナラフローリング、壁・天井/水性ペイント
<断熱仕様 充填断熱+付加断熱> 基礎/ポリスチレンフォーム(B3)100㎜、壁/グラスウール16㎏100㎜+グラスウールボード32㎏45㎜、天井/ブローイング300㎜
<暖房方式> ガスセントラル(エコジョーズ)

■工事期間

平成29年3月〜10月(約6ヵ月)

Replan北海道vol.120掲載

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